肩にフラッシュドサーフェースしたアウタープロテクターを採用。
HRS001
HRS001DHYODレーシングレザースーツのショルダープロテクターにはベースにポリエチレンフォーム、アウターのカップ部にはポリエチレン樹脂、さらにライナーパッドにはEVAを採用したHYOD独自の専用設計のプロテクターを採用しています。
ベース部は外側に衝撃吸収性を考慮し発泡倍率の低い比較的硬度のあるポリエチレンフォーム、内側には柔軟性のある発砲倍率の高いポリエチレンフォームという理想ともいえる2層構造の熱圧成型(ヒートプレス)で作られ、さらに体にあたる内側にはポリエステル起毛素材をつけ、摩擦による損傷に対して十分に考慮。形状は肩と腕の動きを考慮した左右別々の設計となっています。
エヴォリューションシリーズのショルダープロテクターには、ベース部分を引き続き採用しアウターに軽量で強度に優れたカーボン成型プロテクターを装備することで従来のプロテクターにも増して、転倒の際の初期衝撃を分散させることが可能になりました。
また、動きを妨げないように、柔軟性をもたせたカーボン素材を採用しているのも特徴といえます。
新装備「ハードカラーボーン(鎖骨)プロテクター」。
ロードレースの転倒で比較的多い骨折が鎖骨の骨折です。
HYODは転倒による鎖骨骨折の現状とその対策について、レースドクターの協力を得てデータの収集を行ってきました。
その結果、フルフェイスヘルメットのチンガード部による鎖骨骨折が多いという分析結果からカラーボーン(鎖骨)部分に装備することが出来る衝撃吸収力にすぐれた新たなカラーボーンパッドの開発を続けてきました。
その結果、鎖骨にあたる部分には低反発フォーム、その外側に硬質ポリエチレンフォームの2層式とし、さらにその外側にポリエチレンプレートを装備したカラーボーンプロテクターを装備することで、従来にも増して衝撃吸収力を高めることが可能になりました。
新装備「バタックパッド」。
腰のサイドをカバーするパッドとテールボーン(尾てい骨)パッドの間の部分をプロテクトするプロテクターがエヴォリューションシリーズに標準装備されました。
素材は10mm厚の低反発フォームを採用し、違和感がなく、動きを損なわないよう形状も考慮されハイサイド等の転倒で尻部分から路面に落ちた場合や、路面を尻で滑っていくときなどに効果を発揮します。
転倒時の損傷を軽減するNEWパターン:下腕部

ケブラーニットを使う部分は、転倒時にダメージが少ない部分にのみ採用するのが基本になっていますが、稀に下腕部分のケブラーニットが路面に接触しているレザースーツを見かけることがあります。転倒の状況や腕周りのサイズが関係していると思われますがエヴォリューションシリーズでは、下腕部分のケブラーニットの面積と形状を再度検討しできるだけダメージが少ないパターンを採用しました。
また、それにともないベンチレーションホールの大きさ・形状などを変更し、より効果的に下腕部からのエアーの導入が可能になりました。
転倒時の損傷を軽減するNEWパターン:ヒザ周り、ヒザ下
EVOLUTION GRATIA
EVOLUTION DHARTI
RACING ALTISヒザ下のスライダー付近は、レザースーツの中でももっとも路面に近い部分です。
スリップダウンの転倒はもちろん、様々な転倒でもヒザとヒザ下の外側部分にはダメージがつきものです。
エヴォリューションシリーズではヒザの外側、ヒザ下の外側にあった縫い目部分をなくすことで転倒の際の糸のほつれを未然に防ぐことが可能になりました。
肩周りのフラットシーム・フラットシームプロテクター。
ショルダーのプロテクター周りの縫製をフラットシーム(平らな縫製)にすることで転倒時のひっかかりをなくし、スーツのダメージを軽減します。
また、転倒による縫い目の補強として、シームプロテクターを部分的に採用しています。
ヒジシャーリングの採用
ヒジ部分の中でもダメージの少ない箇所にシャーリングをレイアウトすることでヒジ角度が90度以下になった際などに、腕の動きをフレキシブルに曲げることが可能になりました。
ストレートで身体を伏せる際などに特に効果を発揮します。
ヒザの「L型シャーリング」−GRATIA−
数多くのサポートライダーに装備し、3年にわたってテストしてきたシャーリングです。
ハングオフの際にヒザをイン側に出す際に特に効果を発揮します。
股の付け根のケブラーニットとヒザのL型シャーリングが伸縮することで安全性を確保しながらも従来にも増して股の動きをスムーズにさせる効果があります。(GRATIAのみ)
肩周りの自由な動きを可能にした新形状のラグランニット。
EVOLUTION GRATIA
EVOLUTION GRATIA
EVOLUTION DHARTIレザースーツのパターンの良し悪しを判断するひとつの要素として「スムーズな肩の動き」があげられます。人間の関節の中でも肩の関節は上下左右とフレキシブルに動く関節であり、実際のライディングでも、股の開の自由度とともにその動きが要求されています。
エヴォリューションシリーズに採用したラグランニットの形状は、「たすきがけのライン」からの発想です。たすきをかけたラインは、肩関節の動きに対してまったく干渉をしないことに着目し、そのラインをパターン上で実現しました。
胸側に伸縮性と強度の有るショーラーケブロテックケブラーを採用し、背中側はシャーリングを採用することで、安全性を確保しながらもよりフレキシブルな自由度の高い肩の動きを実現しました。
股の付根のケブラーニット形状を変更。
EVOLUTION DHARTI
EVOLUTION GRATIA股の付根のケブラーニットの形状は、陸上のスプリント競技等で使われるウエアのカッティングをベースにしています。もっとも足の動きを妨げないラインということでエヴォリューションシリーズのレザースーツのパターンに採用しています。
手首と裾部分に、柔らかくて肌触りの良いネオプレンを採用。

レザースーツの袖口にネオプレンを装着することで2点のメリットが生まれます。
ひとつは革の断面による手首部分の擦れがなくなること。もうひとつは、袖の長さに対してあまりシビアに調整する必要がなくなることです。つまり、手首部分にネオプレンを装備することで、快適性とともに袖丈の長さの適応範囲が広がるというメリットがあります。
裾のネオプレンについては、従来は足首部分でのレザーのごろつきを気にしながらブーツを履く必要性があったのが、ネオプレンの採用でより足首がフレキシブルな動きが出来るようになりました。
上腕部とショルダーのネック部に直径1mmのマシンパンチメッシュを採用。
ヒジシャーリングの装備及びショルダーへのフラッシュドサーフェイスしたカーボンアウタープロテクターの装備に伴い、パターンの一部見直しを進めました。
その結果、マシンパンチングしたメッシュレザーの強度の問題で、従来のレディメイドのレザースーツには標準装備されていなかった上腕部とショルダーのネック側にマシンパンチングメッシュを採用する事が可能になりました。
頭に近い部分のクールダウンが可能になり、快適性の向上とともにひいてはそれが安全性(ライディングに集中できる快適性を提供する予防安全)へとつながります。
前身立体パターンの採用。
エヴォリューションシリーズでは、ライディングポジションをとることによって起こる「前身の腹部への食い込み」を分散させ、よりフィット感を高めるための立体パターンを採用しています。
さらにシェイプアップしたNEWパターン。
フィット感に優れたHYODの3-Dファンクションの余分な部分を削ぎ落とし、さらにフィット感を向上させました。
今回のエヴォリューションシリーズでは、ヒザシャーリング部分の幅に対してもシェイプアップとアームホールの後ろ部分のシェイプアップを実行し、ライディングアクションに対して、よりクイックな動きが可能になりました。

